日ごろより、寒河江神輿會の皆さまには、本市の地域振興に格別の御理解と御協力を賜り、深く感謝申し上げます。
さて、本市は豊かな自然や歴史と文化に恵まれており、中でも市民の皆さまが一丸となって守り続けている神輿の文化は、地域の絆の象徴であります。毎年行われる市民のまつり「神輿の祭典」では、神輿を担ぐことで地域の方々が一体となり、共に喜びを分かち合う姿を市内の至るところで見ることができます。
このように熱く盛り上がる地域の行事は、本市の活性化や観光振興に大きく寄与するとともに、東北有数の「神輿の祭典」として県内外に寒河江の魅力を広める大切な役割を担っています。これも、寒河江神輿會をはじめとした市民の皆さまが未曾有のコロナ禍の期間においても情熱の炎を絶やすことなく、40年以上にわたり育てあげた御尽力の賜物であり、心より敬意を表する次第であります。
寒河江神輿會の皆さまの情熱と献身が、神輿の伝統を次世代に引き継ぐ大きな原動力となっており、第42回「神輿の祭典」では本市の未来を担う市内3つの中学校の子どもたちが初めてそろって参加し、まつりを大いに盛り上げてくださいました。今後も世代を超えて神輿の文化が末永く受け継がれ、活気と笑顔があふれる寒河江市の実現につながっていくことを期待しております。
結びになりますが、寒河江神輿會のますますの御発展と寒河江の神輿を愛する全ての市民の皆さまの御健勝を御祈念申しあげ、御挨拶といたします。
この度寒河江神輿會五代目會長に就任いたしました大沼一雄と申します。
昨年、開催されました第42回『神輿の祭典』に於きましては、皆様方よりご理解とご協力を賜りました事に対しまして厚く御礼を申し上げます。これまで42回の『神輿の祭典』が行われ、初代柏倉會長・二代目安孫子會長・三代目石沢會長そして四代目秋場會長と引き継がれ祭典の歴史を創ってこられました。42回と一言で言いますが、ここに来るまでの道のりは歴代會長におかれましても並々ならぬご努力ご苦労があった事と察します。その事についてこれから引き継ぐ者として肝に命じて取り組みたいと思っております。
秋場會長の下で10年間経験させて頂き神輿の祭典を始め、友好団体への応援渡御・お祝い渡御・周年事業など数多く経験させて頂いた事を糧にしながら、これまで以上に市民皆様そして各會の皆様が楽しめるような市民のまつり『神輿の祭典』を作り上げて参りたいと思っております。そして、欲を言えば寒河江市民がどんな形でも結構ですので『神輿の祭典』に関って頂けるように寒河江神輿會も活動して参ります。
最後になりますが、四代目秋場会長には長きにわたり大変ありがとうございました。今後は、特別顧問として寒河江神輿會を見て頂ければと思います。そして、五代目會長の名に恥じないよう“全身全霊”で取り組んで参りますので、皆様方からはこれまで以上のご指導、ご鞭撻をお願い申し上げご挨拶といたします。